9月18日「敬老の日」は、社会や家族の為に頑張ってきた年長者を敬って、その人の長寿を祝うために作られた記念日です。
日頃の感謝を込めて手紙や贈り物を送ることが多いと思いますが、普段電話やメールで連絡を取っていると、いざ便箋やカードを前にした時に「何を書いていいかわからない!」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。
敬老の日に出す手紙の内容は、「相手との間柄」から考えてみるのがポイント。
敬老の日に送る手紙の書き方と、マナーを守った正しい言葉遣い、季節を感じる便箋や封筒の選び方を見てみましょう。
敬老の日の手紙に書く内容は「相手との間柄」で考える!
祖父母
小さいころからお世話になったおじいちゃん・おばあちゃんには、敬老の日にきちんと感謝の気持ちを伝えておきたいですよね。
敬老の日の手紙には、幼いころからの感謝と、元気で健康に過ごせていることへのお祝いの言葉、そして「いつまでも長生きして欲しい」という気持ちを記しておきましょう。
実父母
長い間一緒に過ごしてきた自分の親には、口に出して「ありがとう」と伝えるのは難しいものです。
親しい間柄だからこそ、日頃言えない感謝の気持ちを手紙に書いて伝えましょう!
自分の子どもが家を出て遠方で暮らしていると、元気でいるのか普段から心配している親は多いものです。
まずは自分や夫婦・家族の近状を書いて、現在の暮らしぶりや健康面のことを知らせてあげましょう。
子ども(実父母に対しては孫)がいる人は、学校での出来事や最近の成長のようすを書いてみるのもおすすめ。
孫からの名義で手紙を書くなら、「僕が(将来なりたい職業)になるまで元気でいてね」といった、孫の成長が楽しみになるような文章も良いでしょう。
義理の父母
旦那さんや奥さんの親、義理の父母に当たる人に送る場合は手紙の作法をより大切に、「拝啓」と季節の挨拶で始まり、「敬具」女性なら「かしこ」で締めるきちんとした手紙を書きましょう。
義父・義母と親しい間柄なら、本文についてはあまり堅苦しい文章にしなくてもOK。
マナーは大切にしながら、自然なコミュニケーションを心がけてくださいね。
義理の両親への手紙では、「敬老の日」と銘打って書くと嫌がられてしまうかもしれません。
「いつも私たち家族に気を遣ってくれてありがとうございます」といった、純粋な感謝の気持ちを伝えてみるのもおすすめです。
敬老の日の手紙で避けたい「老い」を表す言葉
敬老の日に送る手紙のマナーとして、「老い」や「衰え」を感じさせる言葉はできるだけ使わないようにしましょう。
結婚式のスピーチに「忌み言葉」があるように、「衰える」「倒れる」「枯れる」といった単語は避けた方が無難。
明るい話題と文章を心がけて手紙を送ってみてください。
内容についても老いを連想させるような、「○○の時よりも背中が曲がってしまったけれど」といった流れは避けるようにしましょう。
ただし「衰えを感じさせないエネルギッシュさ」といった使い方の場合、直接的な表現でなければ悪く思われることは少ないです。
デザインフィルが運営している「手紙の書き方サイト」の敬老の日特集ではさまざまな文例を紹介していますので、文面に悩んだ際はのぞいてみてください。
秋を感じる便箋・封筒・レターセットの選び方
敬老の日(9月18日)の時期は、暦の上ではもうすぐ「秋分」を迎える季節ですが、最近は暑さが残ることも多いですよね。
そんなときは手紙だけでも秋を感じられる、もみじや菊の花・ぶどうなど季節のモチーフを描いた便箋や封筒を選んでみましょう。
落ち着いた印象の和紙やゴージャスな金箔押しの便箋を使って、季節の便りを届けてみてください。
今年の敬老の日の手紙には、手紙の文章だけではなく見た目にも趣向を凝らしてみてはいかがでしょうか。