『スポーツの秋』や『文化の秋』などと言われるこの季節は、たくさんのイベントが開催されるシーズンです。
それと同時に、秋は結婚式が多く執り行われる季節でもあります。気候が安定し過ごしやすい秋は、結婚式を挙げる季節にぴったり。
親族や友人に招待されたときにはゲストとしてきちんとマナーを守り、心からの祝福を贈りましょう。今回は、結婚式のマナーの中でも「祝儀袋」に注目をして、祝儀袋の選び方や表書きの書き方などについてご紹介いたします。
大人なら知っておくべき「祝儀袋の選び方のマナー」
「のし」と「水引」に注目を
結婚式に使う祝儀袋は、右上に「のし」がついているものを選びましょう。のしとは、ひし形上に折られた紙のこと。祝儀袋にプリントしてある場合もありますが、最近ではのしにもデザイン性が取り入れられていて、オシャレなものもたくさんあります。
また、お祝い事で使用する祝儀袋の水引は、5本や蝶結びを使用するのに対し、結婚式では10本の結び切りを使用するのが一般的です。
10本の結び切りの水引には、「慶びが重なり一度結んだらほどくことができない」という意味が込められています。また、結び切りがアレンジされたあわじ結びには、「両端を持って引っ張るとさらに固く結ばれる」という意味もあると言われています。
包む金額によって祝儀袋を変える
平均的な祝儀の金額は3万円ですが、人によっては1~5万円、またはそれ以上と差があります。祝儀袋は、中に包むご祝儀金額に適したものを選ぶことも大切です。
「結婚式当日に出席はできないけど、気持ちとして1万円程度のご祝儀を渡したい」という場合、のしと水引10本の祝儀袋を選ぶことに変わりはありませんが、全体的にシンプルなものを選ぶことをおすすめします。
また、2~3万円の一般的なご祝儀金額を渡す場合には、華やかなデザインで水引があわじ結びになっているものを使うのが多いようです。
3万円以上のご祝儀を包むという場合には、中の金額と見合うよう祝儀袋の素材感や装飾にこだわり、高級感のあるものを選びましょう。
デザイン性のある可愛い祝儀袋を選ぶのも◎
最近では水引やのしがキュートにアレンジされたものも多く、見た目が華やかなものもたくさんあります。このようなデザイン性のあるアイテムは、目上の方や会社関係への祝儀袋としては向きませんが、友人や後輩などへの祝儀袋としておすすめです。
カラフルでキュートな祝儀袋は、結婚式の幸せムードをより一層高めてくれるでしょう。
手書きで心を込めて。祝儀袋の「表書きの書き方のマナー」
一般的な祝儀袋には、すでに「寿」や「御祝」などの表書きが書かれていることが多いでしょう。そのため、直筆で記入するのは自身の名前です。祝儀袋に短冊がついているときには、水切りで自分の名前が隠れないよう注意し、バランスを見ながら記入しましょう。
また、中袋の表には祝儀の金額を記入し、裏面に自身の名前や郵便番号、住所を記入するのが一般的なマナーだと言われています。
名前などを書くときには、黒の毛筆で丁寧にしっかりと書くのがポイントです。
幸せを受けるように……「祝儀袋の包み方のマナー」
名前や金額などの記入が終わり、新札を中袋の中に入れたら祝儀袋の封をします。
このとき、祝儀袋は上部から折り返し、次に下部を折り返すのが一般的な折り方です。上向きに折り返したほうを表面にして水引で固定することで、「幸せや喜びを受け取れるように」という意味になると言われています。
また、折り返す順番を間違えて、下向きに折り返したほうが表面になると弔事の際の包み方になってしまいます。結婚式などの慶事にこの折り方をすると、マナー違反にあたるため注意しましょう。
祝儀袋の種類はたくさんありますが、結婚式で渡すのならやはりオシャレで可愛らしいデザインのものがいいですよね。
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