名入れ職人が細心の注意を払いながら丁寧に刻印する名入れは、手作業ならではの美しい仕上がりが特長です。
ヌメ革のMDノートカバーやMDノートバッグ、連用日記など長く使うものは、名入れによってあなただけの1冊となり、愛着をもって使っていただけます。
今回は、当店が名入れを依頼している名入れ職人、栗山さんのアトリエを訪問し、名入れ作業の様子をレポートします!
木の箱に並んでいるのは、栗山さんが長年愛用している文字の金型。
長年使い込まれたたたずまいは渋く、レトロ・アンティーク好きにはぐっときます。
ミドリオンラインストアでは、イタリック、パークアベニュー、グッディーカーシブの3書体から選んでいただけます。
1件1件オーダー内容に合わせ、栗山さんが幅や高さなどを調整しながらピンセットで金型をセットしている様子です。名入れは熱と圧力で商品に文字を刻印するので、一度間違えてしまうと修正できません。
熟練の職人でも、小文字の「k」と大文字の「K」など間違いやすい文字はセットする時に慎重になるそうです。
アルファベットと一緒に刻印できる、ミドリオンラインストアのオリジナルマークの真鍮製の金型です。
右上から時計回りに、男性にもおすすめなシンプルな「丸鍵」、頭の部分がお花のようなデザインの「花鍵」、女性に一番人気の「クローバー」、ピリオド代わりの刻印がおすすめな「星小」、ポップな雰囲気になる「星大」5種類。
すべてミドリのデザイナーのデザインを元に真鍮の金型を作成した、当店でしか刻印できないマークです。
オリジナルマークの刻印は1件のオーダーにつき1個まで。どれにしようか悩ましいですね。
こちらが金型をセットする名入れをする機械。熱された金型をレバーを使って上から押さえつけることで、しっかりと刻印されます。
名入れをする素材に合わせて力や温度を調整したり、金型の高さ(刻印の深さ)を紙一枚の厚みで調整するなど、職人の技が光ります。
金型の温度が高すぎると文字が茶色く焦げてしまうため、ごまかしのきかないヌメ革への素押しは難易度が高いそうです。
通常の名入れでは刻印する裏側に固い鉄板をあてがいますが、MDヌメカバーやバッグに名入れをする際は中に厚紙を入れているそうです。
栗山さんのちょっとしたアイデアで、遠目に見ても深くきれいに刻印されるのがよくわかります。
栗山さんの技術をもってすれば、ちょっと荒目の布地への名入れもこのとおりくっきりと入っています!
「扉」日記にはゴールドで鍵のイラストが入っているので、おそろいで金箔の鍵柄マークを刻印するのがおすすめです。
連用日記を続けていくモチベーションがアップしますね。
名入れ職人歴30年以上の、栗山さん。
長年の経験で培った技術により、素材の特徴を活かした素敵な名入れが生まれるんですね。
通常の商品よりもお届けにお時間をいただいてしまう「名入れ」ですが、職人のこだわりや温かみのある仕上がりを知り、ご理解いただけますと嬉しいです。
自分用はもちろん、ギフトとしてもおすすめです。ぜひ一度オーダーしてみてください♪